東京都葛飾区の不妊鍼灸院 青龍堂です。
7月7日で青龍堂は丸十年を迎えました。
振り返れば長かったような短かったような…何はともあれ感慨無量です。
開業初日は土砂降りの雨でした。
私の他に鍼灸師さん二人、看護師さん一人の四人体制でのスタートでした。
宣伝の仕方も分からず、リサーチもせず、何と無謀な船出であったことか、思い返すと恥ずかしい限りです。
担当の税理士さんが様子を見にきて下さり、クッキーを差し入れて頂きました。
土砂降りの雨を眺めながら四人で食べたクッキーの味。。。
あの日が青龍堂の原点であったように思います。
経営に関しては素人で、膨らんだ夢だけで頭がいっぱいの計画性のない自分が、壁にぶち当たりどん底に
落ちるまであまり時間はかかりませんでした。
一年も経たないうちにスタッフはいなくなり私一人で仕切り直すことになった時、救世主が現れたのです。
私の中では「スーパー受付さん」と呼んでいました。
20歳下の彼女は私を施術だけに専念させてくれて他の仕事をすべて引き受けてくれました。
それから3年、青龍堂は怒涛の快進撃を突き進みます。
睡眠時間も3~4時間くらい、過労で倒れたこともありました。人生で一番働いた時期だったと思います。
でも宴はいつか終わるもの…彼女と私に天中殺が訪れ縁が切れスーパー受付さんともお別れが来たのです。
彼女の残してくれた功績は大きく、今の青龍堂があるのも決して私ひとりの力ではありません。
十年の節目に、青龍堂に関わって下さった方々に感謝の気持ちを捧げたいと思います。
そして気持ちを新たに次の時代を切り開いていけるよう頑張ります。