妊活コラム⑤ 不妊症と睡眠の関係 | 東京都葛飾区の女性専門不妊鍼灸院 青龍堂

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妊活コラム

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暑い夏、睡眠不足の方も多いのではないでしょうか?

睡眠不足は自律神経を乱すことになり、様々な病気を引き起こしたり、不妊症の原因にも

なります。今日は睡眠についてお話します。

 

<睡眠不足対策>

 

忙しくてお布団に入るのが毎日深夜12時を過ぎてしまうという女性も多くいらっしゃるでしょう。

東洋医学での「陰陽説」で、夜更かしや睡眠不足は健康のみならず妊娠力にも良くないとされています。

「陰陽説」とは古代中国の思想の中心となるもので万物を陰と陽に分け、対立する関係、あるいは

補い合う関係と考えます。

この関係はたえず固定されたものではなく、1日のうち昼間は陽、夜は陰となり、入れ替わりバランスを

保っているのです。

朝6時~昼12時→陽中の陽  昼12時~夜6時→陽中の陰

夜6時~夜12時→陰中の陰  夜12時~朝6時→陰中の陽

これにならえば夜の6時には仕事を切り上げて体を休めるべきですが、現代では到底無理なお話ですね。

でも出来るだけ陰に向かって眠り、睡眠の質を高める為に「陰中の陰」である時間帯の夜12時前に

寝るようにすることが好ましいです。

夜12時を過ぎると「陰中の陽」に入るので、陽に向かって眠ることになり、熟睡ができません。

明け方から昼過ぎまで寝ても、寝た気がしない理由はここにあります。

 

熟睡し、良い睡眠を習慣づけることは妊娠力を高めることにもつながります。

理想は夜12時までにお布団に入り、最低でも6時間できれば7~8時間の睡眠時間を確保したいところです。

夜中の1時を過ぎると睡眠の質が下がり、卵巣機能をコントロールする「腎」が弱ります。

週末の寝だめは特に良くありません。

陰陽を無視した睡眠になるために、自律神経のバランスやホルモンバランスが崩れ妊娠力を低下させる

ことになります。

現代人の便利になり過ぎた生活がある意味「不妊」の原因のひとつになっているとは皮肉なことですね。

進歩した医学が不妊治療の大きな希望になっている反面、進歩して便利になった生活や世の中が不妊治療の

足を引っ張っているのが今の現実です。