東京都葛飾区の不妊鍼灸院 青龍堂です。
6月3日・4日に不妊カウンセリング学会に出席してきました。
毎回、興味深いお話を伺うことができるのでいつも参加を楽しみにしています。
今回は栄養学に関するテーマがありました。
高度生殖医療を受けられる患者さまが増える中、当院に来られる方のほとんどが
何らかの不妊治療をクリニックで受けられています。
初めて来院される患者様には先ずカウンセリングをさせて頂くのですが
「今までの妊活」「クリニックでの治療の経緯」などをお伺いし、私からは
「鍼灸がどの様に妊活のお役に立てるか」をお話させて頂きます。
限られた時間の中ではなかなか栄養についてアドバイスさせて頂くのは難しいのが現状です。
しかしながら、これから妊娠や出産をしようとしている女性にとってはとても大切な問題でもあります。
少しずつでも「不妊治療と栄養」に関する情報をお伝えできたらと改めて思いました。
また女性は妊娠前から体重の管理も重要となります。
●肥満(BMI>25)
妊娠前…脂肪細胞から分泌されるエストロゲン・アディポカインなどが卵子の発育に影響する
妊娠中…妊婦高血圧症候群、妊婦糖尿病、帝王切開分娩、死産、巨大児の神経管閉鎖障害のリスク
●やせ(BMI<18.5)
妊娠前…視床下部・下垂体系の抑制により排卵障害をきたす
妊娠中…切迫早産、早産、低出生体重児分娩のリスク
お母さんの健康管理が直接、赤ちゃんに影響を及ぼすという事を考えて頂き、規則正しい食生活を
送るように心がけて頂ければと思います。