東京都葛飾区の不妊鍼灸院 青龍堂です。
2月に入りもう節分なのですね。
幼い頃に両親と弟と豆まきをしたのを思い出します。
豆を豪快に撒く父を横目に(部屋の掃除は私の係だったから)「掃除が大変なんだよなぁ…(-_-メ)」
「おばあちゃんは70粒も80粒も食べられるのかしら?」などと思った記憶があります。
何故か私は年中行事、遠足、運動会、誕生日会、クリスマスなどなど無邪気に楽しめる子供らしい
子供ではありませんでした。
自分が他の子と違うことに悩んだ時期もありましたが、幼年期に中年(50~60代)の星が
廻っていた事を後に知り納得することが出来ました。
今朝方、2年前に亡くなった母の夢をみました。
1月末に三回忌法要が執り行われたのですが、朝目覚めると天井がグルグルと回転し
立ち上がる事も出来ず、頭を動かすと吐き気に襲われました。
「法事どうしよう…(・。・; 何で今日なの?」と。
結局、法事には出席できず夕方、お寺から戻った主人の送迎で耳鼻科を受診しました。
お薬も効いて夜には食事もとれる程に回復した次第です。
そして母の夢…夢から覚めて枕もとの時計を見ると7時5分。
奇しくも2年前に私が母を看取った同じ日の同じ時刻でした。
夢の中の母はずっと私の手を握ってくれていて何故かすごく温かい夢でした。
法事に参列できなくて申し訳なさを感じている私を安心させるために母が来てくれた
ように思います。
2年前は仕事を立ち上げたばかりで母の死を悲しんだり泣いたりしている暇が私には
ありませんでした。
母は病気を抱えながらも一生懸命に私や弟を育ててくれた人です。
母が息を引き取る瞬間に母の手を通して私の身体の中に温かいものが流れ込む感覚を感じ
何故か気持ちがとても安らかになり幸せな気分になってしまったのです。
だから涙も出ませんでした。
この話をすると「きっと長い介護から解放されてほっとしたのよ」と云われてしまいそうで誰にも
話すことができませんでした。
でも私は今も母が一緒にいてくれて私を見守ってくれていることを感じるのです。
元気に笑顔で働ける人生を与えてくれた母に「本当にありがとう」と心からの感謝の気持ちを
伝えたいです。