妊活コラム⑯ 不妊症「腎虚」の対策 | 東京都葛飾区の女性専門不妊鍼灸院・更年期障害 青龍堂

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妊活コラム

東京都葛飾区の不妊鍼灸院 青龍堂です。

不妊症のタイプ別な特徴をお話してきましたが、基礎体温からご自分がどの

タイプなのか?また症状を改善するにはどうしたら良いのか?について話を

進めていきたいと思います。

<腎虚タイプの一例>

平均的な生理周期が25~35日であるのに対し、40~45日と長めの一般で

いう「稀発月経」に該当する方は、卵子を成熟させるホルモンの分泌が不十分で

あるために排卵が遅れてしまい、生理周期ものびているというタイプです。

また全体的に体温が低く、低温期が長く続き高温期がはっきりしないタイプは

低温期に卵子が充分に成長できなかったとも考えられます。

尚、高温期は最低でも10日続いてほしいものですが、途中大きく下がるなど

高温期が安定していなかったり短い方は、黄体機能が良くなくて良い卵子も

作れていない可能性があります。

体のエネルギー(気)の量が不足している「気虚」が「腎虚」に加わったタイプ

でもあります。

この様に、卵子を成熟させるホルモンが不足し、バランスがとれていない事を

東洋医学では生殖機能を主る「腎」の働きが低下している「腎虚」と考えます。

★改善法

簡単な運動から始めましょう!

よく歩くこと(1日30分のウォーキングからでOK)で下半身を少しずつ

鍛えていきましょう。

お風呂の中で足の裏を自分でマッサージしたり、いぼいぼのついたサンダルなど

履いて足の裏を刺激するのも効果的です。

足の裏には腎経のツボ「湧泉」があり、お灸をすえると冷え性に効果があると

いわれています。

食材に関しておすすめなのが山芋・オクラ・納豆・なめこ等のねばねば食品。

特に山芋は「山のうさぎ」と呼ばれ、漢方薬の中にも「山薬」いう生薬として

含まれています。

また貝柱・海老・ウナギ(海川のもの)も「腎」の機能を高めてくれます。

黒豆・黒ゴマ・海苔(黒いもの)を食するのもおすすめです。

★一言アドバイス

「腎虚」は実年齢や卵巣年齢の高い人に多い加齢に伴う症状ですが、同じ年齢の

方でも日頃の生活習慣によって「腎」の機能には大きな差が出てきます。

運動や食事により「腎」を充実させることで生理周期も整ってきます!

先ずは生活習慣から見直してみましょう。